八日目

11/28、火曜日。

同僚の、何気ない愚痴に、傷ついたりする。それってもしかして私のことも言ってたりする?なんて。聞くことができたらもう少し楽だったのかな。

直接核心に触れることができない代わりに私は、いかにも同情したかのような相槌を打ちながら心の中で君のことを見下しているのでした。もっともらしいことを言っているようだけど、それってただの甘えですよね?という具合に。醜いね。

東京の街は夜でもビルの明かりでキラキラしていて、22時に会社を出てもまだ19時なんじゃないかって、錯覚する。真っ黒な夜に飲み込まれないように、誰かの労働の証を道しるべにして、歩く。