十一日目

12/1、金曜日。

あ。映画の日だ。と気付いたときにはもう遅く、いつもと同じように少し残業して帰路につく。

何かを楽しもうとする気力を失っている気がする。かといって仕事に打ち込めているわけでもないけれど。

もう少し自分を出していいのに、とよく言われる。わかっているけれど、できないのです。がっかりされたくないのです。期待されてるわけでもないということも、わかっているつもりです。わかっては、いるのです。